この間、CB400SSのブレーキパッドを交換しました。
これです
この時、ブレーキフルードも交換することになってしまいました(^^;)
本当は次回以降に交換しようと思っていたのですが・・・ブレーキキャリパー内にピストンを押し込んだら、ブレーキフルードが・・・漏れてきてしまいました(>_<)
なので、ついでにブレーキフルードも交換することになりました・・・
ただ、急いで交換したので・・・写真がほとんど撮れませんでした(^^;)
わかりにくいかもしれませんが、記事にします。
CB400SSのブレーキフルードの交換になりますが、ブレーキフルード交換方法はどのバイクでも同じようなものなので、125ccのPCXやシグナス、グロム、カブなどのブレーキフルード交換でも応用することができます。
ちなみに、この方法ならCBR954RRのようなダブルブレーキのブレーキフルードでも簡単に交換することができますよ(・∀・)b
CB400SSのブレーキフルードの交換工具
バイクのブレーキフルードの交換に必要になる物は、それほど多くありません(・∀・)b
必要になる物はこれらになります
- メガネレンチ(8mm)
- 丁度いい径のチューブ
- プラスドライバー
- ブレーキフルード(DOT4)
- 廃油用容器(なんでもいいです)
これらですね。
どれもホームセンターで売っています(・∀・)b
ブレーキフルードもホームセンターで販売している「DOT4」のもので交換することが可能になります。
廃油用容器はペットボトルでも空き缶でもなんでも代用することが可能です。簡単に捨てるなら、ブレーキフルードをウエスなんかに吸わせればいいかと思います(^-^)
全部揃えても3000円もしないと思います( ̄▽ ̄)
CB400SSのブレーキフルードの交換手順
CB400SSのブレーキフルードの交換手順はこのようになります。
- ブレーキキャリパーのブリーダーにメガネレンチとチューブを繋げる
- マスターシリンダーのフタを開ける
- マスターシリンダー内のダイヤフラムなどを外す
- ブレーキレバーを握ったまま、ブリーダーを緩めて締める
- ある程度減ったら、マスターシリンダーにブレーキフルードを足す
- ブリーダーから出てくるブレーキフルードが綺麗なものになったら交換終了
この流れになります。
この方法なら面倒なエア抜きもなく(そもそもエアを入れません)、専用工具も必要なく、非常に簡単にブレーキフルードを交換することが可能です( ̄▽ ̄)
本来なら、交換手順のそれぞれの写真があればいいのですが・・・ありません(^^;)
ということで、ピンポイントで説明していきます。
ブレーキキャリパーのブリーダーにメガネレンチとチューブを繋げる
ブレーキキャリパーにはブレーキフルードを充填する時に使用するためのネジがあります。
それが「ブリーダー」だそうです(^^;)
正直、名前知りませんでしたね。調べて知りました(^^;)
これですね
エア抜きをするため、ブレーキキャリパーの上部についています。上図の赤丸部分です。ゴム栓が付いているのでこれを外して、メガネレンチをはめ込んで、チューブを繋げます
こんな感じです
今回、廃油用の容器には空き缶を使いました。
あまり軽いものでは、交換中に倒れてしまうので注意が必要です。
繋げるチューブは径が5mm程度のものが使いやすいです(・∀・)b
マスターシリンダーのフタを開け、ダイヤフラムなどを取る
こうなります
外した後ですね(;・∀・)
フタやダイヤフラムなどは古いブレーキフルードが付いているので、乾いた布などで綺麗に拭き取りましょう。
水洗いをしてもいいですが、ブレーキフルードは吸湿性があるので水分が残らないように拭き取りましょう。
ブレーキフルードは透明で黄色っぽい色をしているのですが、3年程度交換をしていないと、このように黒く濁っている色になりますね(;・∀・)
本来なら交換時期は過ぎています(^^;)2年程度で交換するようにしましょう。
また、ブレーキフルードがタンクなどに着くと、塗装が痛みます。
交換する時にはウエスなどを巻いて、対策を忘れずに!
ブレーキレバーを握ったまま、ブリーダーを緩めて締める
ここからが、ブレーキフルードの交換本番になります。
手順はいたってシンプル
- ブレーキレバーを握り込みます
- ブレーキを握ったまま、ブリーダーを緩めます
- ブリーダーから古いブレーキフルードが出てきたらすぐに締め込みます
- またブレーキを握り直し、ブリーダーを緩め、締める。
- マスターシリンダー内のブレーキフルードが無くなる前に、新しいブレーキフルードをつぎ足します。
- ブリーダーから新しいブレーキフルードが出てくるまで、繰り返します
この流れです。
慣れたら、10分程度で交換を完了することができると思います(・∀・)b
ブリーダーから出てくるブレーキフルードが綺麗なものになったら交換終了
古くなったブレーキフルードが全て押し出されて、ブリーダーから綺麗なブレーキフルードが出て来たら交換終了になります。
- ブリーダーを締める
- マスターシリンダーに窓が付いているので規定量を充填
- マスターシリンダーのダイヤフラムなどをもとに戻し、フタを締める
- 各部分から漏れがないかを確認
これでバイクのブレーキフルードの交換が終了になります。
バイクのブレーキフルード交換後のエア抜き
上記の方法ではエアが入ることがありません。が、もともと溶け込んでいるエアの影響でブレーキフルードの交換後、ブレーキがふわふわした感覚になることがあります。
これはブレーキを強く締め込むことで解消することができます(・∀・)b
何度か強く握ることでもカチっとしたブレーキの感触になります。
または、ブレーキを握り込んでロープなどで締め込んで、一晩そのままにしておくことでもエア抜きを行うことが可能です。
私はウエスを巻いて一晩そのままにすることが多いです(・∀・)b
バイクのブレーキフルード交換費用
ブレーキフルードの交換費用はこれらが必要になります
- ブレーキフルード本体の費用
- ブレーキフルード交換工賃
大きくこの2つです。自分で行った場合は交換工賃がいらなくなります。
工具は持っているものとして、ホースは100円程度で販売しています。
ブレーキフルード本体の費用
ブレーキフルード本体の費用はこれくらいです
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2000円弱になります。
ブレーキフルードには4輪用と2輪用が販売されていますが、どちらを使っても問題ありません。
注意するのは「DOT4」であること。
それについては後述します。
ちなみに、0.5Lあればシングルブレーキのキャリパーのブレーキフルードを交換するには十分な量です。
ブレーキフルード交換工賃
2りんかんを参考にすると、
ブレーキフルードの工賃は1980円(税込み)になります。
これは1ラインの値段になります。なので、ダブルブレーキの場合は倍の値段になりますね。
なので、合計で5000円弱あれば問題なくブレーキフルードを交換することが可能になります( ̄▽ ̄)
バイクのブレーキフルードの交換時期は?
バイクのブレーキフルードは定期的に交換が必要
最低でも2年に1度は交換しておくほうが無難です。ブレーキは命綱
ブレーキに異常がでると、自己に直結しますからね。
2年毎でもいいですが、使用頻度によっては1万キロ、2万キロ毎に交換することも重要になります。
長距離乗っているということはそれだけブレーキを使っている頻度も高くにあります。そうなると、劣化も早くなります。
色が変色してくるようでしたら交換タイミングですね
古くなると、黒く変色していきます。
綺麗な色はこちら
まだ途中ですが半透明ですね(・∀・)b
バイクのブレーキフルードを交換しないとどうなる?
そもそも、バイクのブレーキフルードを交換しないとどうなるのか?
結論から言うと・・・
「ブレーキが効かなくなります」
つまり、事故を起こします。
非常に危険なので、定期的な交換は必須だと思います。
べーパーロックとは?
ブレーキフルードを交換しないままにすると、ブレーキが効かなくなる恐れがあります。
その原因が「べーパーロック現象」
べーパーロック現象というのは、ブレーキフルードや水分が沸騰する現象です。沸騰すると、気泡が発生します。これがブレーキを掛けた時のダンパーになるのでブレーキが効きにくくなる、又は効かなくなる原因です。
つまり、ブレーキフルード交換後のエア抜きは非常に大事だということです(・∀・)b
話を戻して、
そもそも、ブレーキフルードの沸点は200℃以上になります。ただ、フルードは吸湿性があるため、だんだんこの沸点が低くなります。
ブレーキをかけると、熱を発生させます。ハードなブレーキングをしていると、熱も高温になり、これがフルード下がった沸点よりも高くなった場合、ブレーキフルードが沸騰するということです。
ということで、ブレーキフルードは定期的な交換を行うことが重要になります。
何度も言いますが、ブレーキは「命綱」この手綱を軽視した場合、大きな代償を支払うことになるかもしれません(>_<)
まとめ
今回はホンダのCB400SSのブレーキフルードの交換手順でご紹介しました。
ただ、バイクのブレーキはほとんど同じ構造になっています。なので、ほとんどのディスクブレーキならこの方法でブレーキフルードの交換ができると思います。
とはいえ、何度も書いていますが、ブレーキは「命綱」になります。
慣れない人がブレーキ周りのメンテナンスをして、ブレーキが効かない(゚д゚)!ということになった場合、確実に事故に繋がります(>_<)
なので、自分でメンテナンスをする場合にはまずは、慣れている人に指導をしてもらい、十分知識と技術を身に着けてからにしましょう!!